明日  I will support Ohashi For tomorrow. 大橋建一
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市民が主役



ごあいさつ




 11月18日の余談独談にも書きましたが、私は来年8月24日の任期満了をもって和歌山市長の職を退かせていただく決心をいたしました。3期12年にわたってお世話になった市民の皆さんはじめ多くの方々に、改めまして心からお礼を申し上げます。
 4選出馬すべきか否か、この1年余り、ずっと迷っていました。支持者の多くの方から「お父さんも国体を成功させたんやから、アンタも国体まではやってもらわんと」と言っていただき、勇気づけられた半面、紀の国わかやま国体、障害者スポーツのわかやま大会の時に華やかな場に立つことより、国体・大会を成功させるために和歌山市で開催される競技や宿泊、輸送の準備をきっちり整えることが私の役割であるとも思い、「国体までは」という言葉には違和感も持っておりました。
 立候補しないという決断に至った3つの理由については、余談独談に記しましたので、簡単に書きますが、第1に、11年余り前、初当選時に私の役割と考えてきたことはほぼ実現できたと自負していること、第2に、多選は望ましくないという思いを払拭できないこと、そして第3に、有力な支えだった方々を相次いで失ったこと――であります。
 この11年間、私に批判的な方々からは「市長は積極的な施策は何もやっていない」という声を何度も聞きましたが、よく考えていただければ数多くの課題に取り組み、解決してきたことはお分かりいただけると思います。
 紀の国わかやま国体、わかやま大会に向けて第二阪和国道和歌山岬道路全通のメドを立て、スカイタウンつつじが丘にテニスコート場を整備してきたこと。ふじと台など北部の人口増に対応するための新駅、学校、道路の整備を進めてきたこと。和歌山北インターチェンジを設置し、直川用地を企業用地に生まれ変わらせたこと。和歌山南インターチェンジの必要性を訴え続け、県に設置を決断させたこと。低かった下水道接続率を引き上げたことや、青岸の廃棄物処理施設更新への道筋を示したこと。県と長い交渉の末、加太コスモパークの広大な土地について、県市の所有地整理を行い、巨大なメガソーラー発電施設誘致を成功させたこと。市内各地域の住民の活動拠点となるコミュニティセンター、サービスセンター網を整備し、保健所の新設、移転改築をすすめたこと。伏虎中学校校区の小中学校を小中一貫校として統合し、お城の正面にある現在の伏虎中学校敷地を、まちのランドマークとなる場所として再開発するプランを固めたこと。そして何よりも、財政健全化団体転落寸前だった市財政を、市民の皆さんのご理解ご協力を得て立て直すことができたこと。前市長時代に失われてしまっていた市政への信頼感を取り戻すことができたことは大きかったと思います。
 これらはいずれも和歌山市の「未来への橋渡し」でありまして、これらの成果を得ることこそが私の役割だったと、いま改めて思います。
 もちろんやり残したこともいっぱいあります。南海トラフの地震など自然災害に対する備えは、いくらやっても完璧となることはありません。行政という仕事の性格上、いつ辞めても、やり残しがあるのはやむを得ないと思います。
 残念なのは、都市計画道路の松島本渡線、市駅小倉線、南港山東線など本来完成させなければならない重要路線が未だ全面供用に至っていないこと、スカイタウンつつじが丘関連の土地造成事業特別会計にかかる累積赤字が未だ解消できていないこと、そして中心市街地活性化に関しては様々な取り組みをしてきたものの、決して満足のいく状況に至っていないことなどで、これについては悔いが残るのも事実です。
 もう一つ、私が市長に就任して1年後からの10年間、若手職員の能力アップのために毎年10人近い人材を省庁や東京の関係機関、さらには東北の被災地などに送って、幅広い体験を積み、職員個人個人のネットワークを広げることに努めてきました。また、様々な外部講師を招き、職員の研修充実にも力を注いできました。
 こうしたことが、長い目で見れば「気くばり市役所」実現につながるわけで、初心に帰って考えれば、「未来への橋渡し」としてはそれなりに出来たと思っています。
 これから予算編成が本格化する重要な時期に市長が求心力を失うような発言をするのはいかがなものか、というご意見もあるようですが、行政の停滞を招かず、継続性を保ちつつ、次の市長がある程度のフリーハンドが持てるような予算編成をするには今しか表明の時期はないと熟慮した末の判断であり、私は最善の時期と考えています。
 どうか私の率直な思いをご理解いただきますよう心からお願い申し上げます。
 皆様に長くご支援いただきましたことに改めて感謝し、残された任期を、日々全力投球で課題解決に取り組むことをお約束し、変わらぬご支持とご支援をお願いいたします。
 
 平成25年11月22日  和歌山市長 大橋 建一


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