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14牌


 麻雀をしなくなってから随分経つ。学生時代とか、新聞社の奈良支局や記者室クラブでは毎日のようにやったこともあったが、勝負カンが悪いのか上達せず、いつもカモにされているみたいで、負けが込み、大阪本社勤務になったころにスッパリ足を洗ってしまった。
 ご存知の通り麻雀牌は、一萬から九萬までの萬子(マンズ)と、丸玉が1個から9個書いてある筒子(ピンズ)、孔雀のような鳥の絵が1で2〜9は竹か骨みたいな棒の索子(ソウズ)、何も書いてない白板と發中東西南北の字が彫られた字牌の計34種の牌が4個ずつ、全部で136牌ある。例外はあるが、最後に自分が山から取った牌か他人の捨て牌を合わせた14牌で、雀頭と呼ばれる同じ牌のペア+3牌×4組の牌のセットが完成すれば上がりとなる。だが、今回のタイトルである「14牌」は、その14牌のことではない。
 その昔、剣豪小説で一世を風靡し、1980年に58歳で亡くなった五味康祐がカッパブックスから「五味麻雀教室」という本を出し、ベストセラーになったことがある。大橋巨泉が金曜の11PMで麻雀をやっていたころだから、1960年代後半のことである。
その「五味麻雀教室」に「触らずの14牌」というのが出てくる。34種の牌のうち東西南北發中と萬子全部、6筒、7筒、1索、3索、7索の計20種は牌に上下があり、手牌を整理する理牌時に素人は上下をそろえようとして、つい牌をひっくり返してしまう。一方、白と筒子の1、2、3、4、5、8、9および索子の2、4、5、6、8、9の計14牌は上下がないから、触る必要がない。「触らずの14牌」があることを知らないで牌をひっくり返してそろえていると、達人はその手の動きを見て自然と手牌を読んでしまうから気をつけなさいという話だった。なるほどと感心した覚えがある。
以来、五味康祐の教えを忠実に守って戦ったが、それでもちっとも上達しなかった。


34種の麻雀牌のうち、
上の14牌が上下のない「触らずの14牌」だ

トランプカードには、上下が全く変わらない札が28枚ある(スペードのJとQはそれぞれ真ん中の帯のようなところにスペードマークが入っており、このマークの向きが変わるので回転対称にならない
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