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一期一会

 私が「好きな言葉は?」と聞かれて答えるのは「一期一会(いちごいちえ)」である。
「一期」とは人間の一生のことで、辞書によると「一期一会」は、千利休の弟子の山上宗二の言葉で、「茶道で、客との出会いは一生一度限りのものと考えて、心を込めてもてなすようにと教える心得」とあり、派生した意味として「一生に一度の機会」と書いてある。
 だが、私が一期一会という言葉を意識したのは、きわめてミーハー的理由からである。
実は1980年に結婚のため芸能界を去った山口百恵が、引退後にリリースした「一恵」という曲がきっかけだ。当時33歳だった私は百恵ちゃんの熱烈なファンで、白いマイクを置いて彼女が舞台を去って行った10月5日夜は、職場で勤務中だったにもかかわらず、上司に「君はテレビ見ていていいよ。きょうは許す」と言われるほどだった。
 「一恵」は彼女自身が「横須賀恵」というペンネームで作詩した曲で、作曲は谷村新司。1番2番の冒頭にそれぞれ「一期一会 幾つかの思い出の中で それぞれに心を知りました」「一期一会 あなたとの出会いの中で 私は自分を知りました」という語りが入り、2番では、「母にもらった名前のとおりの 多すぎる程の幸せは」と、「百恵=百の幸せ=多すぎる程の幸せ」という連想を歌詞にし、「やはりどこか寂しくて 冬から春へ ひとつの愛を追いかけた」と続けることで、「一恵=ひとつの愛」と対比させている。さらにその「一恵」を「一期一会」と掛けている訳だから、なかなかのテクニシャンだ。
 この詩では一期一会を、「一生に一度の(最高の)出会い」というニュアンスで使っていて、茶道の「もてなしの心」からは少しずれているように思える。しかし、我々凡人には「最高の出会いになるかもしれないと常に思ってもてなす」という方が理解しやすい。
 「ー」で引き伸ばした後に続く新シリーズは「一」でスタート、次は当然「二」である。

  


書が下手で、書くのはお断りしているのだが、これは書いた「一期一会」。恥ずかしいので書かせないでください。

山口百恵武道館最終コンサートを収録したLPのジャケットとポスター(「一恵」はこのコンサートで歌われ、引退後シングル版でリリースされた)」
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