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四箇郷

 四箇郷は和歌山市の東部、旧国道24号線沿いの地区名で、1933年(昭和8年)に和歌山市に編入されるまでは四箇郷村だった。元は紀ノ川分流の「四箇井」という用水路を共同で管理していた有本、新在家、加納、松島という4つの村で、用水路の名と、4つの村が一つになったことから「四箇郷村」となった(角川日本地名大辞典)という。
 和歌山の人は「しかごう」ではなく、「しかご」と呼ぶのが普通だ。これは鳥取県の羽合町が「ハワイ温泉」「ハワイ海水浴場」で売り出したのと同じで、アメリカのシカゴを意識した呼び方だ。辺りには「シカゴ」という名の喫茶店やバッティングセンターがある。
 さて、この四箇郷地区には、札幌、栃木、笠松(岐阜)、岩国(山口)、麓(佐賀)と並び全国に6カ所しかない女性刑務所の1つ和歌山刑務所がある。原節子や淡路恵子、香川京子、木暮実千代、田中絹代、久我美子、岡田茉莉子というそうそうたるメンバーが出演した「女囚と共に」という1956年の東宝映画が和歌山刑務所を舞台としていた。
 しかし、和歌山の少年たちにとっては「シカゴの刑務所」である。中学生時代、禁酒法時代のシカゴが舞台の「アンタッチャブル」というテレビ映画が人気で、ギャングのボス、アル・カポネが有名だったので、当時シカゴの刑務所と聞くとカポネを思い浮かべた。
 昨年の初め、その和歌山刑務所が10年掛けて行った全面改築が完了し、竣工式が行われたので、内部を見学し、来賓として祝辞を述べた。法務省のお役人の紋切り型のあいさつに混じって「小さいころ、シカゴの刑務所だと教えられ、高い塀を眺めながら、アル・カポネがいるのかと思ったが、改築で塀も目立たなくなり、地域にマッチした施設に生まれ変わってうれしい」としゃべったら、笑いは取れなかったが、あとで「わしらにとってもシカゴの刑務所や。市長の話が一番良かった」と誉めてくれる人がいて、ホッとした。

  

全面改装され、モダンな姿に生まれ
変わった「シカゴの刑務所」
塀もカラフルにペイントされ、
据え付けの監視カメラがないと
刑務所とは思えない
この辺りは昔から大和街道が通って
おり、バス停の奥には四箇郷の
シンボルとなっている国指定史跡の
「一里塚」が見える
四箇郷地区には「シカゴ」を意識したネーミングの商業施設があちこちにある。はバッティングセンターなどがある「シカゴヤングプラザ」、はカラオケと喫茶の店「シカゴ」
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