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六本木

 六本木というと、最近は六本木ヒルズの回転ドアが有名になったが、とにかく外国人が多く、夜がふけるとますます増え、深夜には、どこの国だか全く分からない状態になってしまう「不夜城」という呼び名にふさわしい町である。かつて私も六本木のカラオケ店で、新聞社の同僚と明け方まで歌い続けたことがあるが、徹夜が不思議でなくなる町である。
 六本木を題材にした小説や歌は多い。一昨年亡くなった木枯紋次郎の作家・笹沢左保は人間不信をテーマにした推理小説や恋愛小説をたくさん書いたが、初期の短編に「六本木心中」があり、六本木を有名にする一つのきっかけになった。「新宿鮫」の大沢在昌には「六本木聖者伝説」シリーズがあり、国際マフィアと地元を守る勇士たちの壮絶な闘いが展開される。また、喜多嶋隆にも「六本木バナナ・ボーイズ」というシリーズがある。
 歌では、「東京の歌ベストコレクション100のための資料」というHPによると、タイトルに六本木がつく歌謡曲が23曲ある。有名なのは内藤やす子「六本木ララバイ」、研ナオコ「六本木レイン」、荻野目洋子「六本木純情派」など。そして笹沢左保の短編と同名の「六本木心中」はアン・ルイスの代表曲で、かつては女性カラオケの定番のひとつだった。
 ところで六本木という地名の由来をご存知だろうか。江戸時代この地に上杉、朽木、青木、片桐、高木、一柳という木に関係ある六つの姓の大名屋敷があったためという説があり、いかにも江戸時代らしいシャレた話だが、怪しい。江戸後期の地図には一柳、青木はあるが、上杉、朽木はかなり離れているし、あとの2人は見当たらない。近くには赤坂の一ツ木があり、関係ないが、新聞社時代の同僚に二本木さんという人がいた。三本木は宮城、四本木は愛知、そして目黒には五本木がある。やはり六本木は、六本の松の木が町のシンボルだったという当たり前の説が妥当なようだ。私は一本気な性格だが……。

  



東京出張の待ち時間に訪れた六本木ヒルズはあまりに巨大で1枚の写真には納まらなかった
夜の六本木交差点は「不夜城」の入り口というか、「魔都」の玄関というか……

江戸古地図による六本木周辺(人文社「もち歩き江戸東京散歩」所収の「今井谷六本 木赤坂絵図」と「東都麻布之絵図」を合体させた)の図=上が溜池方面、下が高輪の方に続く。中央を左右に通っているのが現在の外苑東通りで、交差する緑で引いた線が今の六本木通りの大体の位置である。「アークヒルズ」は六本木通りの上、「六本木ヒルズ」は下の方にあり、いずれもこの地図の外側になる。ざっと見る限りこの地図内には松平以外、「木」に関係ある大名屋敷はなく、朽木、上杉、青木、一柳の屋敷もちょっと離れている
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