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ウ濁点

 「わゐうゑを」の「う」は「やいゆえよ」の「い」「え」同様、あ行と全く区別がなく、いろは47文字にないので、苦し紛れに「ウ」に点々のつく「ウ濁点」の話を書く。
 Vのつく外来語を片仮名で書き表す時に、ヴァイオリン、ヴィーナス、ヴ・ナロード、ヴェニス、ヴォルガ、ヴューのように「ウ濁点」を使って表記するやり方が昔からある。ただ「ウ濁点」という言葉は、広辞苑などの辞書には出てこないので、新聞や出版関係の校正・校閲者などにしか通じない「業界用語」らしい。
 著名作家や欧米文学者、芸術家などに「ウ濁点」にこだわる人がいる。わざわざ「オーヴァー」とか「テレヴィジョン」「ジュネーヴ」「ヴェテラン」「ヴォーカル」などと書き、バビブベボに直すことを拒否するのだが、これは全くナンセンスな話ではないか。
「ba,bi,bu,be,bo」という発音と「va,vi,vu,ve,vo」の発音を片仮名で表す時に区別する必要があるという主張だろうが、では「ha,hi,he,ho」と「fa,fi,fe,fo」はどう書き分けるのか。この場合は「ハヒヘホ」と「ファフィフェフォ」となるはずだ。ならbとvの場合も、「バビベボ」と「ブァブィブェブォ」と書き分けた方が整合性がある。
 実は、そもそも書き分ける必要があるのかが問題で、しょせん英語などの発音を片仮名で正確に表すことなど出来ないから、無理なことはする必要がないと思うのである。たとえば、thisの発音を「ジス」と書こうが「ズィス」あるいは「ディス」と書こうが、正確な音を表すことは出来ないし、「la,li,lu,le,lo」と「ra,ri,ru,re,ro」の書き分けなど日本語では不可能だ。バイオリン、ビーナス、ベニス、ボルガ、ビューと表記したからといって、書いた人がVとBの区別がつかない無知な人ということにはならないと思うが……。
 ただ、「ヴ・ナロード」は「ブ」ではどうも落ち着きが悪いかもしれない。


「ウ濁点」のものを並べました  

<上左>ヴァイオリン

<上中>ミロのヴィーナス

<上右>死刑囚が通る時ため息をつくから命名されたというヴェネチア(ヴェニス)の「ためいき橋」

<右>ヴォルガ河はこんな客船が通る大河だそうだ

いずれもインターネットでさまざまなホームページから拝借したものです
※ヴ・ナロードはロシア語で「民衆の中へ」という意味。ロシア革命の時、 レーニンがスローガンとした言葉で、昔は教科書にも載っていたが、今は?
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