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28km

 日本の鉄道線路の直線区間で最長はJR北海道・室蘭本線の白老駅東から沼ノ端までで、約28`(正確には28.736`)である。この手前、虎杖浜−白老も約18`の直線で、間の白老駅付近が緩いカーブだが、乗客には50`近い直線に感じられるはずだ。
 花のお江戸にも長い直線線路がある。JR中央線の東中野駅から立川駅の少し前まで、駅数で15もある21.7`の区間が、ほぼ真東から真西に貫いた直線だというのは驚きである。厳密に言えば東から西へ進むに連れて少しずつ南に振れていて、完全な東西ではないが、傾きはわずか4度程度である。新宿―立川間が開通したのは明治22(1889)年4月で、最初は甲州街道沿い、今の京王線ルートを通そうと考えたが、街道沿いに宿場町が開けていたので地元の反対が強く、結局、そのころは全くの原野だった甲州街道より少し北側の武蔵野に、直線を引くようにルートを決めたそうだ。ちなみに、京王線の新宿―府中間が開通したのは、それから四半世紀後の大正5(1916)年である。
 ただし、中央線・新宿−立川が直線区間の第2位かというと、少し及ばない。「鉄道路なんでもおもしろ事典」(浅井建爾著、東京堂出版)によると、直線距離第2位もやはり北海道で、札幌の北東、函館本線の光珠内―滝川間22.8`だそうだ。これと並行する国道12号線の美唄市光珠内から滝川市への29.2`は道路の最長直線区間として有名だ。
 では世界一の直線区間はというと、これはスケールが全く違う。オーストラリア南部を東端のシドニーから西端のパースまで横断する4352`の路線の途中、ナラーバー平原に何と478`という直線区間がある。この路線には64時間・3泊4日掛けて走るインデアンパシフィック号という特急が走っているが、この直線だけで実に5時間、東海道新幹線の新大阪−新横浜間に匹敵する距離である。乗りたいような、乗りたくないような。


JR室蘭本線の白老駅東−沼ノ端間28.736`の直線線路(マピオンより)


運転席のすぐ後にへばりついて写した JR中央線の直線区間


JR中央線の直線区間、東中野−立川間はこの地図でも東西にまっすぐ走っていることが分かる
(帝国書院「新編標準高等地図」より

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