I will support Ohashi For tomorrow.
 HOME / ごあいさつ / 自分史(1946〜2002) / 父との別れ / 憂楽帳 / 惰学記 / 父の思い出 / 後援会 / 大きなうた / 余談独談



三八地方

 でまかせに数字を言うと、3とか8が入ることが多いところから、「ウソの三八」なる言葉があるが、今回のテーマはこれとは関係ない。「三八地方」とは青森県の地域の呼び名である。天気予報ではよく使われるらしく、青森県など北東北3県では知られているようだが、辞書にはもちろん出てこないし、私もつい最近まで知らなかった。
 カンの良い方なら、青森と聞いて「三」は三沢の三、「八」は八戸(はちのへ)の八かなと想像するかも知れないが、惜しくも「ブーッ」である。青森県では、県南東部の岩手県境に近い三戸郡(三戸、南部、田子、五戸、階上、名川の6町と新郷、福地の2村)と八戸市を合わせた地域を「三八地方」と呼ぶのである。もっとも、これとは別に県の出先機関に「三八地方漁港漁場整備事務所」というのがあり、この管内は八戸市、階上町とその北の百石町、三沢市だから「三沢と八戸で三八」というのも全くの間違いではない。
 元々青森県は旧津軽藩であった青森市・平内町以西の津軽地域と、岩手県と同じ南部藩であった県東部の南部地方(本州最北の下北半島の先端まで「南部」というのは変だが)とで方言や気質が大きく異なる。南部地方は畜産が昔から盛んで、一戸、二戸、九戸(以上岩手県)、三戸、五戸、六戸、七戸、八戸(以上青森県)の「戸」も元は「柵のある牧場」という意味だといわれる。この地に作られた牧場の区画番号が起源だというわけである。
 昔、新聞社時代に三沢空港から青森市まで観光バスで移動したことがあったが、南部出身のガイドさんは、名所案内もそこそこに、ずっと南部と津軽の違いの話を続け、津軽弁がいかに分からない方言かをユーモアを交えて説明していた。はっきり言って津軽をバカにしているわけである。その南部地方の中でも「三八地方」は最も岩手県に近いのだから、「テレビのアンテナはみんな盛岡を向いている」というのもあながち誇張ではないようだ。


<back>
 HOME / ごあいさつ / 自分史(1946〜2002) / 父との別れ / 憂楽帳 / 惰学記 / 父の思い出 / 後援会 / 大きなうた / 余談独談

 大橋建一へのご意見等は、こちらから。  E-Mail : info@ken-ohashi.jp