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43頭

 43頭が落馬または競争中止となったレースがあると聞いて、「ああグランドナショナルのことか」とピーンと来る人は相当な競馬通である。英国リバプール郊外のエイントリー競馬場で毎年3月末〜4月初めに行われる名物障害レースがグランドナショナルで、距離は7200b、障害30カ所、いちばん高いものは何と2.1bもあった。日本最大の障害レースは中山競馬場で毎年4月に行われる距離4250bの中山グランドジャンプで、障害の数は12。最も高い大竹柵と大土塁が1.6bだから、かなりスケールが違う。
 日本の競馬での1レース落馬頭数記録はせいぜい9頭だが、「競馬笑っちゃう事典」(ワニ文庫、1990年)によると、英グランドナショナルでは、67年に出走44頭のうち完走たった1頭という出来事があった。その前年に当時の日本の障害チャンピオンだったフジノオーが挑戦したが、15番目の障害の手前で足が上がらなくなって競争を中止、以後日本馬の挑戦はない。2001年にも出走40頭中完走4頭、うち2頭は落馬再騎乗ということがあったが、今は40頭しか出走できないので、43頭競争中止の記録は不滅だ。
 グランドナショナルを扱った映画もいくつかあり、83年の英映画「チャンピオンズ」は傑作と言われるが、残念ながら見ていない。古くは戦時中の米映画「ナショナルベルベット(邦題・緑園の天使)=44年」が有名だ。当時12歳だったエリザベス・テーラーをスターにした作品だが、少女ベルベットが、馬好きの不良少年と数々の試練を経て、ついに愛馬とともにグランドナショナルに挑戦する話だった。34年後の78年に「インターナショナルベルベット」という「続編」が当時人気のテータム・オニール主演で制作されたが、こちらは英国で幸せに暮らすベルベットを頼って、米国で両親を亡くした姪が渡英、馬と親しむうちに才能が開花し、オリンピックの馬術選手となる話だった。テータムのそばかすが可愛かったが、残念ながら叔母を演じたのはエリザベス・テーラーではなかった。

 
(左) グランドナショナルレースが行われるエイントリー競馬場
(右) ナショナル・ベルベット(緑園の天使)のDVD版ジャケット


グランドナショナルレースで各馬が障害を飛ぶ瞬間(HP「コンドルは飛んでゆく」から借用)
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