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48作

 渥美清主演の映画「男はつらいよ」シリーズは、1969年8月末に第1作が公開され、以後、95年まで27年間、計48本制作された。インターネット百科事典「ウィキペディア」には「30作を超えた時点で世界最長の映画シリーズとしてギネスブックに認定された」とあるが、これは「同じ俳優が主人公の映画シリーズ」の話で、主役俳優が次々交代したものでは、19世紀の武術ヒーロー黄飛鴻を主人公とする香港映画が103本を数えるそうだ。ちなみにターザンは67年間に42本制作され、16人がターザンを演じた。
 寅さんに続く2位ははっきりしないが、やはり日本映画で市川右太衛門の「旗本退屈男」シリーズが戦前の1930年から戦後の1963年まで33年間に計30本作られた。
 「男はつらいよ」は元々フジTV系のテレビドラマで、1968年秋から半年間計26回放映された。寅次郎が奄美大島でハブにかまれて死ぬという最終回の設定に抗議が殺到し、驚いた山田洋次監督が映画化を決めたという話もよく知られている。映画シリーズになってからは、寅さん役以外の主な配役も、叔父の「おいちゃん」が森川信→つい最近亡くなった松村達雄→下條正己と3交代したのと、甥っ子の満男が途中で代わった以外は、さくら(倍賞千恵子)始め、ほぼ変わらずに計48本が制作された。これもまた驚異的だ。
 さて、寅さん全48作に和歌山市は2度登場する。一つは79年の第24作「寅次郎春の夢」。寅さんが加太から友ケ島へ渡る船で目を覚ます場面で始まり、柴又に帰って土産に紀州の梅干を渡すシーンもある。もう一つは87年の39作「寅次郎物語」で、病死した知人の息子と2人で母親捜しの旅に出、最初に尋ねる先が「宇宙回転温泉」を呼び物に多くの観光客を集めていた奥和歌浦の北村荘だった。北村荘はバブル崩壊後に倒産し、長く廃墟となっていたが、最近ようやく買い手がつき、撤去が進んでいるのも隔世の感がある。


寅さんシリーズの山田監督と記念撮影(「たそがれ清兵衛」で一昨年の市民映画祭大賞を受賞、和歌山にお越しいただいた時に)


苑謔R9作に登場した北村荘は廃墟となり撤去が進んでいる


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