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61度幅

 地球の中心から世界各国の東西両端に線を引き、その角度が大きい国を「幅が広い国」と決めると、最大幅の国はもちろんロシアである。東は西経169度のベーリング海峡沿岸から西は東経20度のポーランドの北のカリーニングラードという飛び地の西端まで、実に171度、地球のほぼ半分の幅に広がっている。2位は米国で東はメーン州東端の西経67度、西はアリューシャン列島のアッツ島で東経173度だから120度幅である。3位のカナダは東がニューファンドランド島のセントジョンズで西経53度弱、西端がアラスカとの国境線の西経141度強で約89度幅、その次が中国で、黒龍江省東端の東経135度強からタジキスタンとの国境に近い東経74度強まで約61度の幅である。あとは太平洋の島国キリバス、カザフスタン、豪州、ブラジルが40度幅程度でほぼ並ぶ。
 さて、地球は1日1回転(自転という)する。つまり360度を24時間で回るわけだから、地球を真上から見れば360÷24=15度ごとに1時間ずつ時間が異なることになる。これを時差といい、0度と定めたロンドンのグリニッジ天文台の時間を標準時として各国がその経度を基に国の基準時間を決めている。幅の広い国は場所によってかなり日の出・日没の時間が違うので、ロシアは基準時間が11も設定されており、米国でも7つ、カナダは6つ、豪州は3つ、キリバス、ブラジル、メキシコは2つ基準時間を持っている。
 しかし豪州と同幅以上の中国、カザフスタンは、それぞれの首都を基準とした時間で全域を統一している。特に61度=4時間分の幅を持つ中国が国内をすべて時差ゼロで間に合わせているのは驚きだ。北京の2006年の初日の出は7時35分ごろだが、北京と時差が2時間あるカザフスタンの首都アルマトイよりさらに西にある中国最西の都市カシュガルでは初日の出が10時17分になる計算だ。それで体内時計は狂わないのだろうか。
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と、初日の出の話になったところで今年の惰学記は書き納めとなる。皆様ぜひ良いお年をお迎えください。なお、和歌山市の初日の出は7時6分、東京は6時51分だそうだ。


東半球の時差マップ
中国は4時間以上の時差幅を1つの時間で間に合わせている(昭文社「なるほど世界地図帳」から)

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