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69勝

 69で思い浮かぶのは戦前の大横綱・双葉山の69連勝だが、相撲の話は前回と重なるので、「69勝」は天才騎手・武豊の話である。武豊は父邦彦が1985年に騎手を引退、調教師になった後を受けた形で2年後に18歳でこの世界に飛び込んだ。79年に、前年まで9年連続で年間最多勝の福永洋一がレース中の落馬事故で再起不能となり、以後群雄割拠だった関西の騎手界に割って入った武豊は、87年のデビュー2週目から快進撃が続き、リーディング6位の69勝を挙げて、60年に加賀武見が達成した58勝という新人最多勝記録を大幅更新したのである。この記録は恐らく今後破られることはないはずだ。
 なぜなら、最近は腕の立つ地方競馬の騎手や外国人騎手が中央競馬にどんどん進出し、その分新人の騎乗機会が減っている。新人が勝ち星を重ねるのは難しくなり、一昨年藤岡佑介騎手が35勝を挙げた以外は過去6年間新人が30勝に届いたことはないからだ。
 元々、新人騎手への免許交付は2月末で、1年目は10ヵ月しかレースに出られない。武豊1年目の10ヵ月で達成した69勝でも、1961年(保田隆芳68勝)、79年(郷原洋行64勝)ならリーディングジョッキーになれたのである。事実武豊は2年目の88年に113勝で関西1位、全国2位(1位柴田政人132勝)になり、91年(2位96勝、1位は岡部幸雄128勝)と、主に海外で活躍した2001年(14位65勝)を除きずっとリーディングジョッキーの座を守っている。昨年までの19年間の通算勝利数は2691、年平均146勝という驚異的としか言いようのない成績である。父がかつての花形ジョッキー武邦彦で、弟幸四郎も人気騎手だ。そういえば、天才・福永洋一の長男祐一騎手も96年に新人歴代3位の53勝という大活躍でデビュー、2000年以後コンスタントに80勝以上を挙げている。馬だけでなく騎手も血統がものを言うということか。

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