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101回目のプロポーズ

 1990年代の初め、トレンディー・ドラマという新語が流行語となったころ、フジテレビ系列の月曜9時からのドラマが次々ヒットを飛ばし、「月9」といえばフジの看板ドラマの代名詞になった。特に91年に放映された「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」の2本は、それぞれのテーマ曲「ラブストーリーは突然に」(小田和正)、「SAY YES」(CHAGE&ASUKA)が大ヒットしたこともあり、ちょっとしたブームを起こした。
 柴門ふみのコミックが原作の「東京ラブストーリー」は、鈴木保奈美、織田裕二、江口洋介、有森也美といった当時の若手タレントを配したオーソドックスな?恋愛ドラマだった(保奈美演じるリカの奔放な性格は別として)が、「101回目の……」の方は、浅野ゆう子とともに当時「W浅野」として「トレンディー・ドラマの女王」格だった浅野温子がヒロインなのは良しとして、相手役が武田鉄矢という、奇策としか思えない配役だった。
 「99回の見合いに失敗し、振られ続けた男が、100回目に出会った美人チェロ奏者に猛烈アタックをかけ、ついに結ばれる」という、今の時代なら「決して真似をしないでください」というテロップが流れそうなストーカーまがいの筋立てだから、確かに武田鉄矢向きの役ではあったが、これが意外なほどウケた。第6話のラストで武田鉄矢が叫ぶ「僕は死にましぇーん」はこの年の流行語大賞になり、最終回の視聴率は36.7%を記録した。
 トレンディー・ドラマといえば美男美女の出会いと誤解と仲直りというのが定番で、モテない男には面白くもおかしくもない。それに比べ「101回目の……」の武田鉄矢には、世の大半を占めるモテない男たちが思わず感情移入する「何か」があったのだろう。
 「101回目の……」は2004年にチェ・ジウ主演の韓国・中国合作ドラマ「第101次求婚」としてリメイクされたが、相手役は武田鉄矢とは違ってかなりハンサムだった。


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「101回目のプロポーズ」の1場面

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