I will support Ohashi For tomorrow.
 HOME / ごあいさつ / 自分史(1946〜2002) / 父との別れ / 憂楽帳 / 惰学記 / 父の思い出 / 後援会 / 大きなうた / 余談独談



越(こし=94)の国

 94をコシ(越)と読むのはかなり苦しいが、日本語の数詞には「ヒー、フー、ミー、ヨー、イー、ムー、ナー、ヤー、コー、トー」という読み方があり、「一二三」を「ひふみ」と読むのは珍しくないから、9を「コ」と読むのも許されるという解釈でご勘弁願いたい。
 越は越前、越中、越後の総称で、福井(若狭を除く)、石川、富山、新潟(佐渡を除く)の4県にまたがる地域である。石川県の旧国名は加賀と能登で、「越」外に見えるが、能登は718年に越中から、加賀は823年に越前からそれぞれ分離されて一国となったので、元は越の国である。国を分割する場合、郡名を新国名に昇格させる場合もあるが、肥前・肥後(肥)、豊前・豊後(豊)、筑前・筑後(筑紫)、備前・備中・備後(吉備)、越前、越中、越後(越)のように、旧国名に「前、中、後」をつけるのが多く、都に近い方から前(中)後となる。明治以後に分割された陸奥、出羽も南から陸前・陸中・陸奥、羽前・羽後になっている。例外は「毛野」「総」の両国で、上野・下野、上総・下総と上下に分けられているが、この場合も都に近い側が上、遠い側を下とするのが決まりだ。房総半島は当時、海が畿内との交通ルートだったため、半島の南側が上、北側が下になったとされる。
 ところで、国の分割ではないが、越後(新潟県)には上越、中越、下越という地域分けが存在する。関西地方にはなじみの薄い呼び名だったが、3年前の新潟県中越地震ですっかり有名になった。これも当然南から順に上越・中越・下越となるわけだが、ややこしいのは上越新幹線とか上越トンネル(関越自動車道)という言い方があることだ。この上越は新潟県上越地方ではなく、上州(上野国=群馬県)と越後を結ぶという意味の「上越」である。上越新幹線は上州から新潟県の中越地方を経て下越へ通じる路線であり、上越トンネルを抜けた北側の雪国は中越地方である。この紛らわしさ、何とかならないものか。
koshi.jpg





<back>
 HOME / ごあいさつ / 自分史(1946〜2002) / 父との別れ / 憂楽帳 / 惰学記 / 父の思い出 / 後援会 / 大きなうた / 余談独談

 大橋建一へのご意見等は、こちらから。  E-Mail : info@ken-ohashi.jp