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市民が主役

惰学記


東経148度

 本州、北海道、九州、四国の主要4島を除くわが国最大の島は?というクイズの正解は沖縄本島でも佐渡でもなく、北方領土の択捉(エトロフ)で、2位も同じく国後(クナシリ)である。択捉は面積3185.7平方km、国後(1497.6平方km)の2倍以上ある。3位の沖縄本島は1206.5平方km、本州に付随する島で最大の佐渡は854.9平方kmで4位、近畿が誇る淡路島は意外にも592.2平方kmで、奄美大島、対馬に次ぐ7位に過ぎない。
 さて、最大の島である択捉は、国後の東端から22km東のメッカリ崎から北東に伸びる島で、南西端は東経146.9度、北緯44.4度、北東端は東経148.8度、北緯45.6度*。島のほぼ中央を東経148度、北緯45度線が走る。端から端まで約204kmあるが幅は狭く、148度線のすぐ西の紗那村あたりが約30kmある以外は6〜10km程度だ(ちなみに2〜3位の島も細長く、そもそも日本列島の背骨である本州自身がブーメラン形の細長い島だ)。
 鉄道ミステリーの大家、辻真先が25年以上前に「急行エトロフ殺人事件」という択捉島を舞台にしたSF推理小説を書いている。頭脳も運動神経も人並み外れたスーパー少女・可能キリコとミステリー作家の牧薩次、キリコの兄でドジな新聞記者の可能克郎が探偵役を務めるこのシリーズは、架空の列車や鉄道路線が舞台となるのが普通だ。「急行エトロフ〜」は、時は昭和19年だが日本は米国とまだ開戦していない「パラレルワールド」を主人公3人が名古屋、東京、択捉を鉄道と船で動き回るという大胆なストーリーで、「昭和19年10月、日米開戦直前の」択捉に、内保と茂世路**を結ぶ全長196kmの鉄道が敷かれた」との設定で、「急行エトロフ」が舞台となって事件が起き、島中部にある南岸唯一の不凍港・単冠(ヒトカップ)湾を望む線路上を走る列車の場面で劇的な終末を迎える。
 史実では単冠湾は昭和16年12月の真珠湾攻撃の際、帝国海軍の出撃基地となった。

*北海道北端の宗谷岬(北緯45.5度)より北に位置し、わが国固有の領土の最北端である。最東端のようにも思えるが、実は最東端は太平洋上の南鳥島で東経154.0度の位置にある。
**地名は下の地図を参照してご理解いただきたい。

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