明日 I will support Ohashi For tomorrow. 大橋健一
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市民が主役

惰学記


夢想花(番外)

 「む」で始まる曲をもう一つ取り上げる。番外編である。円広志の「夢想花」は1978年の大ヒット曲で、80万枚売り上げたと言われる。自身が作詞・作曲し、第16回ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)と第9回世界歌謡祭のグランプリを獲得した。ただし、円のヒット曲は後にも先にもこれだけで、典型的な「一発屋*1」として知られる。
 話がそれるが、ポプコン、世界歌謡祭出身者にはなぜか「一発屋」が多く、あみん=待つわ、アラジン=完全無欠のロックンローラー、因幡晃=わかってください、葛城ユキ=ボヘミアン、雅夢=愛はかげろう、辛島みどり=サイレント・イヴ、クリスタルキング=大都会、小坂明子=あなた、小坂恭子=想い出まくら、柴田あゆみ=白いページの中に、高木麻早=ひとりぼっちの部屋、TOM☆CAT=ふられ気分でロックンロール、松崎しげる=愛のメモリー(五十音順)らが浮かぶ。ただし、チャゲ&飛鳥、世良公則とツイスト、中島みゆき、長渕剛、佐野元春、八神純子、渡辺真知子らヒット曲多数の歌手も多い。
 ということで、円広志は今ではすっかりお笑いタレントとなり、関西を中心に活躍、島田紳助や上沼恵美子にイジられる「小さなおっさん」というイメージが定着している。昨年3月まで放映されたNHKの朝ドラ「だんだん」では、音楽プロダクション大阪支社長役で出演、三倉茉奈・佳奈を強引に歌手デビューさせ、運命を翻弄する憎まれ役を演じた。
 ところで、「夢想花」は、恋の記憶の夢の中に蝶になって飛んでゆくという歌で、歌詞の半分が「とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんで まわって まわって まわって まわる」の繰り返しという「手抜き」感さえ感じる曲である。数えてみると、何と72回も「とんで」が出てくる。「とんで」にあやかって自分の事務所に「オフィスとんで」と名付け、今もライブや作詞・作曲家*1としての音楽活動は続けている。

*1 一発屋というと、ポプコン出身者以外では、次のような歌手が思い浮かぶ。
石井明美=cha-cha-cha、大泉逸郎=孫、尾崎紀世彦=また逢う日まで、KAN=愛は勝つ、キングトーンズ=グッドナイトベイビー、久保田早紀=異邦人、さとう宗幸=青葉城恋歌、沢田知可子=会いたい、JAYWALK=何もいえなくて…夏、シュガー=ウェディングベル、杉村尚美=サンセットメモリー、清水健太郎=失恋レストラン、子門真人=およげたいやきくん、城みちる=イルカに乗った少年、新谷のり子=フランシーヌの場合、大事MANブラザーズ=それが大事、平浩二=バスストップ、たま=さよなら人類、千賀かほる=真夜中のギター、つのだひろ=メリージェーン、THE虎舞竜=ロード、にしきのあきら=空に太陽がある限り、ニックニューサ=サチコ、バブルガムブラザーズ=WON’T BE LONG、平松愛理=部屋とYシャツと私、BBクィーンズ=おどるポンポコリン、堀江淳=メモリーグラス、マイク真木=バラが咲いた、松村和子=帰ってこいよ、森川由加里=Show Me、もんた&ブラザーズ=ダンシングオールナイト、湯原昌幸=雨のバラード
*2 他の歌手が歌った円広志の作品で最も有名なのは、本名の篠原義彦名で作曲した「ヒュルリー、ヒュルリララ」という歌詞で有名な森昌子の「越冬つばめ」(83年)である。







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