明日 I will support Ohashi For tomorrow. 大橋健一
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市民が主役

惰学記


明日があるさ

 後に参院議員や都知事も務めた青島幸男*1が作詞し、中村八大が作曲して1963年12月にリリースされた「明日があるさ」は、好きな女の子に声も掛けられない純情な若者を歌った歌詞が当時の時代風景にマッチし、坂本九の明るい歌い振りもあって大ヒットした。
 ダニー飯田とパラダイスキングのボーカルとして1959年ごろからテレビに出るようになった坂本九は、61年にソロ歌手となり、「九ちゃん」の愛称と独特の発声で人気急上昇、61年12月に出した「上を向いて歩こう」が世界的なヒット*2となってトップ歌手の仲間入りした。翌年はヒットに恵まれなかったが、63年5月の「見上げてごらん夜の星を」が当たり、「明日があるさ」で全盛時代を迎える。その後も、競作の「東京五輪音頭」、「幸せなら手をたたこう」「サヨナラ東京」「ともだち」「レットキス(ジェンカ)」、競作の「世界の国からこんにちは」「涙くんさよなら」など、60年代末までヒット曲を出し続けた。
 女優の柏木由紀子にひと目ぼれして猛烈アタックをかけ、71年にめでたく結婚した九ちゃんは、その後娘2人*3の父となり、歌手、司会、ミュージカル俳優として活躍を続ける一方、あゆみの箱や小児マヒ、手話などのボランティア活動にも熱心に取り組んでいたが、ご存知の通り1985年8月12日の日航ジャンボ機墜落事故で死去した。まだ43歳だった。
 九ちゃんが不慮の死を遂げてからも、彼の曲は長く愛され、多くの歌手が歌い継いた*4。特に、「明日があるさ」は2000年に缶コーヒー「GEORGIA」のCMソングとしてウルフルズがカバーして話題になり*5、翌年CD発売された。さらに、テレビCMに出演していた吉本興業のお笑い芸人たちのユニットRe Japanも別のアレンジでカバーし、いずれも大ヒットした。01年の紅白歌合戦ではウルフルズとRe Japanが共演して「明日があるさ」を歌った。不思議な話だが、紅白歌合戦で「明日があるさ」が歌われたのはこの時*6だけである。
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 「いろは歌シリーズ」の「あ」は、4月にスーちゃんこと田中好子さんが死去したため、番外編の「あなたに夢中」を先にUPする変則的な展開になったのをお許しいただきたい。

*1 青島幸男(1932〜2006)は放送作家、コント作家としてテレビ草創期に活躍、植木等の「スーダラ節」や「ハイそれまでョ」の作詞家としても知られる。「青島だァ」のギャグで人気を集め、「シャンボン玉ホリデー」や「意地悪ばあさん」でタレントとしても活躍したが、「明日があるさ」作詞から5年後の1968年の参院選に当時の全国区から立候補し初当選、参院議員を通算5期務め、95年の都知事選に立候補し当選、1期務めた。この間、81年にエッセイ「人間万事塞翁が丙午」で直木賞を受賞するなど多彩な活動で知られる。
*2 「上を向いて歩こう」はフランスなどヨーロッパでまず話題を呼び、「SUKIYAKI」というタイトルで、1963年に米国のヒットチャート誌「ビルボード」の1位を獲得した。全米1位を獲得した日本人の曲はこれだけである。
*3 長女大島花子、次女舞坂ゆき子(本名・大島舞子)は、ともにミュージカルなどで活躍する女優となった。
*4 「見上げてごらん夜の星を」は森進一、平井堅、堂本剛、本田美奈子、岩崎宏美らが、「上を向いて歩こう」は、さだまさし、南こうせつ、宇多田ヒカル、小柳ルミ子、三倉茉奈・佳奈らが、また「明日があるさ」は他にも中西圭三、せんだみつお、そして「ミスターベースマン」のジョニー・シンバルが英語でカバーしている。
*5 ウルフルズのCM曲が当たったため、00年12月に、坂本九のオリジナル版が「幸せなら手をたたこう」とのカップリングでリリースされた。
*6 坂本九は1961年から71年まで11回連続で紅白出場しているが、「明日があるさ」がヒットした63年は「見上げてごらん夜の星を」を歌っており、ついに「明日があるさ」を紅白で歌うことはなかった。


※曲名が「あ」で始まる曲は非常に多い。厳選しても120曲以上は挙げざるを得ない。なお、先に番外編で書いた「あなたに夢中」は除きます。 ああ上野駅(井沢八郎)、あゝ人生に涙あり(杉良太郎&横内正など)、あゝ無情(アン・ルイス)、愛を止めないで(オフコース)、愛が止まらない(Wink)、愛燦燦、哀愁出船、あの丘越えて(美空ひばり)、愛して愛して愛しちゃったのよ(田代美代子&マヒナスターズ)、哀愁デイト(田原俊彦)、哀愁のカサブランカ(郷ひろみ)、哀愁の街に霧が降る(山田真司)、哀愁列車、あの娘が泣いてる波止場(三橋美智也)、愛人(テレサ・テン)、愛するってこわい(じゅんとネネ)、会いたい(沢田知可子)、逢いたいなァあの人に(島倉千代子)、逢いたかったぜ、憧れのハワイ航路(岡晴夫)、逢いたくて逢いたくて(園まり)、あいつ(旗照夫)、愛と死を見つめて(青山和子)、愛の嵐、青い果実(山口百恵)、愛のうた(倖田來未)、愛の奇跡、愛は傷つきやすく(ヒデとロザンナ)、愛の讃歌(越路吹雪など)、愛のしるし、アジアの純真(Puffy)、愛の水中花(松坂慶子)、愛の園(布施明)、愛のままで…(秋元順子)、愛のメモリー(松崎しげる)、愛はかげろう(雅夢)、愛は勝つ(KAN)、蒼いうさぎ(酒井法子)、青い山脈、青い背広で(藤山一郎など)、青い瞳(ブルーコメッツ)、青いリンゴ(野口五郎)、青葉城恋唄(さとう宗幸)、赤いハイヒール(太田裕美)、赤いハンカチ、明日は明日の風が吹く(石原裕次郎)、赤い風船(浅田美代子)、赤いランプの終列車(春日八郎)、アカシアの雨がやむ時、赤坂の夜は更けて(西田佐知子)、赤ちょうちん(かぐや姫)、赤と黒のブルース(鶴田浩二)、赤とんぼの唄(あのねのね)、灯りが欲しい(五木ひろし)、秋の気配(オフコース)安芸の宮島(水森かおり)、悪女(中島みゆき)、悪魔がにくい(セルスターズ)、アケミという名で十八で(千昌夫)、朝まで踊ろう(舘ひろし)、アザミの歌(伊藤久男)、足手まとい(サザンクロス)、熱海の夜(箱崎晋一郎)、熱き心に(小林旭)、熱くなれ(大黒摩季)、アデュー(庄野真代)、あなた(小坂明子)、あなただけを(あおい輝彦)、あなたと共に(津村謙&吉岡妙子)、あなたならどうする(いしだあゆみ)、あなたに逢いたくて(松田聖子)、あなたに会えてよかった(小泉今日子)、あなたにあげる(西川峰子)、あなたのキスを数えましょう(小柳ゆき)、あなたの心に(中山千夏)、あなたの空を翔びたい(高橋真梨子)、あなたの妻と呼ばれたい(牧村三枝子)、あなたのブルース(矢吹健)、あの鐘を鳴らすのはあなた(和田アキ子)、あの娘たずねて(佐々木新一)、あの素晴らしい愛をもう一度(北山修&加藤和彦)、あの時君は若かった(スパイダーズ)、あの日にかえりたい(ユーミン)、網走番外地(高倉健)、あばよ(研ナオコ)、あばれ太鼓(坂本冬美)、亜麻色の髪の乙女(ヴィレッジシンガーズなど)、雨音はショパンの調べ(小林麻美)、天城越え(石川さゆり)、雨やどり(さだまさし)、雨(三善英史)、雨(森高千里)、雨が止んだら(朝丘雪路)、雨に咲く花(井上ひろし)、雨の中の二人(橋幸夫)、雨のバラード(湯原昌幸)、雨の慕情(八代亜紀)、あずさ2号、アメリカ橋(狩人)、アメリカ橋(山川豊)、あんたのバラード(ツイスト)



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