明日  I will support Ohashi For tomorrow. 大橋健一
 HOME / ごあいさつ / 自分史(1946〜2002) / 父との別れ / 憂楽帳 / 惰学記 / 父の思い出 / 後援会 / 大きなうた / 余談独談 / 志談 市談 私談

市民が主役



惰学記




GIブルース

 今回は23年間の歌手生活で126枚のシングル盤を出し、1977年に42歳で早世したエルビス・プレスリーの話である。1935年にミシシッピー州で生まれたエルビスは、54年、19歳の夏にテネシー州メンフィスのサン・レコードから「That’s All Right」でレコードデビューし、立て続けに計5枚のシングルを出して注目され、55年11月にRCAに引き抜かれた。翌年1月に出した移籍後初のオリジナルが「ハート・ブレイク・ホテル」だった。
 この曲は全米ヒットチャートのトップを獲得、日本でも7月にビクターから発売され、大ブームを巻き起こした。当時小学3年生だった私もラジオから流れるプレスリーのセクシーボイスに聞き入り、小坂一也がカバーした「恋に破れた 若者たちで いつでも混んでる ハート・ブレイク・ホテル」(レイモンド服部訳詞)という歌詞を口ずさんだものだ。
 エルビスはその後も「I want you, I need you, I love you*1」、「冷たくしないで」「ブルー・スウェード・シューズ」「ラブ・ミー・テンダー」「監獄ロック」など立て続けにヒットを飛ばし、一気に全米一の人気歌手となった。しかし、当時のアメリカは徴兵制で、エルビスにも23歳を迎えた58年1月に2年間の徴兵通知が届いた。ファンが大騒ぎする中、60年3月まで当時の西ドイツで兵役に就いた。この時の騒動をパロディー化したミュージカルが「バイ・バイ・バーディー」で、アン・マーグレット主演の映画も大ヒットした。
 除隊後も、イタリア民謡「オー・ソレ・ミオ」「帰れソレントへ」をカバーした「It’s now or never」「サレンダー」で新境地を開くとともに映画でも活躍、特に自身の兵役時代に重ね合わせた映画「GIブルース」は日本で大ヒットし、主題歌を多くの日本人歌手がカバーして「ザ・ヒットパレード」などで歌った*2。だが、なぜか米国でリリースされたシングル盤126枚にこの曲はない。日本ビクターがLPから独自にシングルカットしたらしい。
 
*1 I want you, I need you, I love youというタイトルを、曲の出だしに丸々パクったのがご存知AKB48の「ヘビーローテーション」である。
*2 カバー盤としては、ささきいさお、坂本九のものが知られるが、私の記憶では、当時のポップス系の男性歌手、飯田久彦やフランツ・フリーデル、かまやつひろし、田辺靖雄、内田裕也らがザ・ヒットパレードでこの曲を歌っていたように思う。いわば、「Vacation」の男性歌手版のような感じだった。



<back>

 HOME / ごあいさつ / 自分史(1946〜2002) / 父との別れ / 憂楽帳 / 惰学記 / 父の思い出 / 後援会 / 大きなうた / 余談独談 / 志談 市談 私談

 大橋建一へのご意見等は、こちらから。  E-Mail : info@ken-ohashi.jp url