明日  I will support Ohashi For tomorrow. 大橋健一
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市民が主役



惰学記




OVER THE RAINBOW

 米のミュージカル映画「オズの魔法使*1」は第2次世界大戦直前の1939年に制作され、米国ではその年の8月25日から公開された。ナチスドイツのポーランド侵攻は同年9月1日のことなので、まさに開戦前夜の作品である。もっとも、米国が参戦したのは1941年12月の日本軍による真珠湾攻撃以後だから、39年ごろ米国はまだ景気が良かったようだ。
 米国の童話作家ライマン・フランク・ボーム(1856~1919)が1900年に発表した児童文学作品を映画化したもので、カンザスの農場で暮らす少女ドロシーが家ごと竜巻に襲われて、愛犬「トト」と共に「オズの国」に飛ばされ、そこで出会った知恵のない案山子、心のないブリキ男、臆病なライオンと一緒に、エメラルド・シティにいるという大魔法使いの「オズ」にそれぞれの願いをかなえてもらうために会いに行く――という物語である。
 「OVER THE RAINBOW」は、その「オズの魔法使」のメーンテーマ曲で、ミュージカルの作曲を担当したハロルド・アーレン*2が出だしの「Somewhere over the rainbow」というフレーズとメロディーを思い付いたという。竜巻に遭う前、カンザスの田舎暮らしに飽き足りないドロシー役のジュディ・ガーランド*3(当時14歳だった)が、「虹の彼方のどこか(Somewhere over the rainbow)」にある素晴らしい場所を夢見ながら歌う。
 映画制作段階では様々なクレームがつき、この曲がカットされそうになった*4こともあったが、映画公開後は大評判で、1939年のアカデミー歌曲賞を受賞、世界的なヒット曲となって、2001年には全米レコード協会などが選定した「20世紀の名曲」第1位に選ばれた。
 ところで今年、ディズニー映画「オズ はじまりの戦い」が公開された。ウォルト・ディズニーは戦前「オズの魔法使い」の映画化権を獲得し損ね、続編の権利を買って85年に非公式続編「オズ」を制作、今回、前日譚で75年越しの願いを実現した。すごい執念だ。
 
*1 小説の方は「オズの魔法使い」だが、1954年に日本で初公開された時の映画のタイトルは「オズの魔法使」だった。
*2 作詞担当はE・Y・ハーバーグ。
*3 ドロシー役は当時人気子役だったシャーリー・テンプルが演じるはずだったが、映画会社間のトラブルで降りたため、ジュディ・ガーランド(1922~69)が代役になった。彼女はこの役でアカデミー子役賞を獲得して人気を博し、「OVER THE RAINBOW」も彼女のテーマ曲と呼ばれるほどになった。
 その後、薬物中毒で役を降されたり、自殺を図ったりの荒れた生活の時期もあったが、歌唱力への評価はずっと高く、54年には「スタア誕生」でアカデミー主演女優賞候補にもなった。その後、61年には「ニュールンベルグ裁判」で助演女優賞にノミネートされた。しかし、荒れた生活は直らず、69年6月22日、睡眠薬の過剰摂取で死亡した。49歳、生涯5回結婚し、二度目の夫ビンセント・ミネリとの間の娘が「キャバレー」「ニューヨーク・ニューヨーク」などのライザ・ミネリである。
*4 ウィキペディアによると、作曲者のハロルド・アーレンは、「カンザスの田舎娘が歌う曲としては大人びすぎている」とメロディーに難色を示すE・Y・ハーバーグを何とか説得して詞を完成させたが、撮影段階で、今度は撮影所の幹部が「14歳の少女にしては大人びている」と横やりを入れ、シーンがカットされそうになった。幸いプロデューサーがカットに猛反対して何とか葬られずに済んだという。

<曲名が「O」で始まる主な曲(洋楽は除きます)>
OCEAN(B'z)、Oh!(少女時代)、OH MY LITTLE GIRL(尾崎豊)、OH!! POPSTAR(チェッカーズ)、OH YEAH!(プリンセス・プリンセス)、One Day, One Dream(タッキー&翼)、ONE DROP(KAT-TUN)、One Love(嵐)、One Song From Two Hearts(コブクロ)、Oneway Generation(本田美奈子)、Only You 君と夏の日を(TUBE)、Orange、over(V6)、OUR DAYS(鈴木亜美)、Over Drive (JUDY AND MARY)、Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜(TRF)、


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