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オーケストラ
 年末は「第九」の季節というのが定番化しているので今回はオーケストラの話である。
 コラム惰学記の前文に、タイトルの由来に関連して、オーケストラのパートで何が好きかと聞かれたら、 打楽器と答えるなどと偉そうなことを書いているが、実はオーケストラを楽しむようになってまだ10年 も経っていない。1997年夏、ローテーション勤務で午前3時帰宅が当たり前の永年の整理記者生活を 「卒業」して社長室に異動となり、ようやく土日が休めるようになったころ、中学時代からの友人の誘いで、 当時の新星日響(現在は東京フィルハーモニーオーケストラと合併)の赤坂・サントリーホールでの定期演奏会 を、妻と2人で聞きに行くようになったのが始まりである。この時の定席は舞台の上手真横の2階席で、 ちょうどコントラバスの真後ろから見下ろす感じだったので、普通の席からは見えにくい管楽器や打楽器、 第2バイオリンやチェロ(新星日響も東フィルもビオラが第1バイオリンの対称の位置で、チェロはその奥 だった)がよく見えたし、何より指揮者の表情が分かるのが面白かった。以来、コンサートに行くと、 音楽を聴くより前に、編成の人数とか、楽器の配置とか、打楽器の数や種類などが気になるようになった。
 調べてみると、個々の楽曲や指揮者で異なるが、木管楽器とトランペット、トロンボーン各3本を使う 「3管編成」の交響曲の場合、フルオーケストラの編成は別表のように計約90人が標準となる。そして配置は、 最後列(または後列下手)が打楽器で、後ろから順にトランペット、トロンボーン、チューバ、ホルンなど 金管楽器、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットなど木管楽器、前列が弦楽器で、コントラバスが右奥 、というのが昔からの形だ。ただし、弦楽器同士の位置は、時代によって随分変わっている。
 20世紀前半までは、観客席から見て指揮者の左最前列が第1バイオリン、右最前列に第2バイオリン、 その間に左からビオラ、チェロ、その後ろにコントラバスが並ぶのが普通だった。1960年代前後から、 音の高さの順に左から第1バイオリン、すぐ奥に第2バイオリン、その右にビオラ、指揮者の右前列にチェロ、 コントラバスは右最奥という配置が主流となった。ステレオ録音する際に低音部が右、高音部が左と分かれている 方が美しく聞こえるためらしいが、東フィルのようにビオラとチェロを逆に配置する楽団も多い。ビオラを右前に 置くほうが舞台が左右対称に近くなり、きれいに見えるからだろうか?
 最近はNHK交響楽団を除き、どのオーケストラも女性団員の数が圧倒的に多い。それぞれの楽器をどんな 女性が操っているのかを見るのも一つの楽しみである。女性の場合、服の色は黒で同じでも、男と違ってデザイン はまちまちで、バイオリンやビオラなどはノースリーブの人も多く、女性の服装もオーケストラのハーモニーに 花を添えている。
 サントリーホール2階以上の客席図=ホールを取り巻くように座席が配置され、 舞台横や後ろから演奏を楽しむことができた。舞台の真後ろのP席は「第九」などの 演奏時はコーラスメンバーの席となり、ハモンドオルガン演奏などがある時は閉じられる。 ちなみに私の定席は右上の「RA」とあるあたりで、■で示した。

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