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和歌山弁

 「ポケ単持ち歩きペラペラ和歌山弁」というムック本(税込み500円)が大阪のエンタイトル出版から出た。著者は和歌山市出身の漫画家で、「和歌山のおばちゃん」こと桂枝曾丸師匠の「和歌山弁落語」の台本も手がけるマエオカテツヤさんである。和歌山弁独特の語法や表現を漫画を交えて分かりやすく紹介していて楽しめる。
 「持ち歩きペラペラ和歌山弁」では和歌山弁の語法の特徴を大きく3つ挙げている。
 (1)言葉を短くしたがる。「小さい」は「ちさい」、「豆腐」は「とふ」となり、文末では「〜じゃないか」「〜でしょう」「〜ですよ」など、自分の考えを相手に伝えて同意を求める時に「〜やいしょ」「〜ったいしょ」、女性言葉では「〜やして」「〜やいて」を使う。
 (2)言葉が連なって発音が変化する「音便」が多用される。たとえば「〜ている」が「〜ちゃある」▽「〜でいる」が「〜じゃある」▽「〜だよ」を「〜じょ」▽「〜したよ」が「〜しと」▽「〜だろう」が「〜ろ」となる。
 (3)末尾の「ら」が「等」以外の様々な意味に使われる。「〜しようよ」の意味で「〜しょーら」(「行こう」は「いこら」)▽「〜しているよ」という時に「〜してら」▽相手に聞く時に、例えば「何を食べようか?」が「何食べら?」となる。
 このほか、独特の面白い表現がある。語法の特徴からも分かる通り大体は乱暴に聞こえる響きだ。男は自分のことを「わえ」と言い、相手は「おまんら」、第三者を「てきゃ」と呼ぶ。「からだ」を「かだら」となまるのは今もごく普通だが、「ゆで卵」を「にぬき」、「かまぼこ」を「おくずし」と言うのは最近はあまり使わない。動詞では、青あざができることを「にえる」、機械などが壊れることを「もじける」、絵や字をなぞることを「えどる」、化粧したり着飾ることは「やつす」と言う。また、「おかしな」を「すいな」、「じれったい」を「かいだるい」と表現するほか、「豪勢な」を「がいな」、むちゃくちゃな状態を「わえ」(関西方言で「わや」が広く使われているが、和歌山弁では「わえ」である)という。
 しかし、荒っぽい表現ばかりではない。「ごちそうさん」への返事には「よろしゅおあがり」、「おおきにやで」など感謝の言葉に対しては「どちらいか」という含蓄ある返礼の言葉がある。「どちらいか」を最初に聞いたときは意味が分からなかったが、お礼を言われて恐縮して「こちらこそありがとうございました」という気持ちを伝えるせりふなのだ。
 ところで、不思議なのは「きょう」のことを「きょうわ」と言うことだ。毎朝、役所に出かける車の中で日程確認をするが、随行の秘書は必ず「きょうわの予定ですが」とか、「きょうわは朝8時半から…」と切り出す。最初は言い間違いか口癖と思っていたが、誰と話しても「きょうわは」と言う。書く時は普通に「きょうは」と書くのに、謎である 。

選挙時に作成した政策宣言にも「『どちらいか』のようなやさしい言葉を大切にする和歌山市が大好きだ」と書いた
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