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地デジ

 わが国のテレビ放送は1953年の開始以来ずっとアナログ方式を基本として電波を送ってきた。6つのチャンネルしかなかった初期から、チャンネル数が12に増え、カラー放送が始まり、UHF波によるローカル放送、さらにBS、CSと発信形態が多様化して、デジタル放送もスタートするなど、この55年間すさまじい勢いで進歩してきたが、当初からの地上波アナログ放送はずっと続けられてきた。従って、これまでは画面さえ見られる状態の受信機なら、どんなに古くてもVHF波のチャンネルだけは受信できたわけだ。
 ところが、国の方針で、地上波とBSのアナログテレビ放送は2011年7月24日までで終了し、すべてのテレビ放送はデジタル化されることが決まっている。つまり11年7月25日以降はアナログのテレビ受像機を持っていても何も映らなくなってしまうのである。
 総務省が昨年行ったアンケート調査によると、アナログ放送が終了するのを知っていたのは約94%で、認知度は高かったが、終了時期は60%しか知らなかった。アナログ受信機でも、デジタル放送用のチューナーをつければ地デジを見ることは可能だが、メーカーは新しいテレビを売りたいので、チューナー販売に消極的で、価格もまだ2万円ぐらいする。厄介なのは、今の時代、一家に何台も受像機があるので、受像機のある部屋が離れていればチューナーも受像機の台数だけ必要となり、アナログのVTR機器も今までのつなぎ方では録画できなくなることだ。もちろんアナログテレビ受像可能なパソコンや、アナログテレビ付きカーナビも、地デジ用チューナーをつけなければ見ることができなくなる。
 もう一つの大きな問題はアンテナである。地デジはUHF波を使うため、UHFアンテナがなければ受信できなくなる。ビルの共聴アンテナなどもUHF用のない古いものは役に立たない。和歌山などの地方都市では、県域テレビがUHF局なので、前からUHFアンテナが設置されているところがほとんどだが、これまでUHF局と無縁だった東京などでは、新たにUHFアンテナを設置するところから始めなければならないことになる。
 学校などの教育施設や公民館やコミニュティセンターといった生涯教育関連施設では、一つの施設にいくつも受像機が設置されているところもある。その受像機もチューナーがないと無用の長物化するわけで、市としては、この費用負担も考えておかねばならない。
 しかもUHF波はVHFなどに比べても直進性が強く、電波が弱い山間部や都市部のビルの陰などで難視聴地域が増えるという問題がある。総務省などによると、地上波デジタルの難視聴地域は、全国的には0.5%程度だが、山また山の和歌山県では現段階で県全体の4%程度が受信困難となるという。和歌山市内でも、ビルの谷間や山陰などでは安心できない場所もある。あと3年余、アナログ放送を本当に終了できるのだろうか???

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