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方位姓

 「大橋」姓が、姓の数の順位で147位(村山ランキング「苗字舘*」などによる)になることを惰学記で書いたが、姓のランキングを調べていくうちに、妙な現象に気づいた。「西村さんや西田さんは多く、北村さんや北川さんも珍しくないのに、東村さんや南田さんはあまり聞いたことがない」ということである。村山ランキングと同様に全国の電話番号簿掲載の姓の数を集計したホームページ「日本の苗字7000傑**」によると、西村は全姓の42位、北村は115位、大きく減って東村は3197位、南村は5236位であり、西田は112位、北田721位、東田1366位、南田3576位と、「西北」高「東南」低を示している。
 1字目が「東」「西」「南」「北」という方角で、2字目が地形などを表す字の組み合わせの姓を「方位姓」と呼ぶ。「〜村」「〜田」をはじめ、地形などを表す漢字で、姓によく使われる20字をピックアップしてみると、西北東南の方位姓分布はどの字の場合もほとんど「西〜」がトップ、次いで「北〜」、かなり離れて「東〜」「南〜」の順となるようだ。
 ただし「〜原」「〜島」「〜林」は「北〜」の方が「西〜」より多く、「東〜」「南〜」については、「〜川」「〜出」「〜林」が南の方が多いが、他は東が優勢だ。いずれにせよ「西〜」「北〜」が「東〜」「南〜」を下回ることは普通はない。しかし「東郷」「西条」のように東西南北を音読みする姓に関しては、「〜条」が北東西南、「〜郷」が東西北南の順で、かなり違う分布である。
 これが、方角だけの1字姓となると全く傾向が変わる。最も多いのは「東」(アズマと呼ぶものも含む)で124位だから「大橋」より上である。次いで「南」が200位、「西」は242位で、「北」が最も少なくて839位である。2字の方位姓とはほぼ逆の傾向だ。
 方位以外にも地形を示す字の上に付いて姓を形成する字がある。代表的なのが「上」「下」「大」「小」など位置関係や大きさを示す字で、私の「大橋」姓もこれに入る。方位姓のように明確な傾向はないが、上下については「〜川」「〜山」「〜沢」「〜浦」以外は「上〜」が優勢で、大小では、「〜村」「〜岡」「〜本」「〜森」「〜浦」「〜井」「〜崎」は大が多いが、他は小が優位で、「小林」「小川」「小野」「小島」「小山」と100位以内の姓が5つもある。
 ところで、「中〜」という姓は「東西南北」という方角の「中」という意味と、「上下」「大小」の「中」としての意味を持っている。両方のニュアンスを兼ね備えているため、地形を示すどの字の上についても、方位姓、上下大小姓のランクの上位を占めることが多い。全姓の100位以内に、中村8位、中島28位、中川50位、中野51位、中山58位の5姓が入り「小〜」姓に匹敵する。他の方位姓・上下大小姓で100位以内は西村42位、大野73位、上田59位、上野82位だけだ。だが「中」1字姓は東西南北各1字姓より少ない。

*村山ランキングは、村山忠重さんが2001年から発表しているランキングで、日本ソフト販売という会社が全国の電話帳をまとめて売り出した「写録宝夢巣」というCD−ROMを基に独自の分析を加え、作成しており、データは「苗字舘」というホームページで公開されている。
**「日本の苗字七千傑」は同じ「写録宝夢巣」を基にしているが、島田と嶋田のような異体字や斎藤と斉藤のような似た別字の姓を区別せず順位付けしており、村山ランキングと微妙に異なる。



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