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少「子」化
 2005年に、合計特殊出生率*が1.26まで下がり、日本の将来を左右する問題としてクローズアップされた。その後、2006年は1.32、07年1.34、08年1.37と、3年続けて少しずつ上昇したものの、現在の人口規模を維持するのに必要とされる2.7〜2.8には程遠い。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、いま約1億2770万人の日本の人口が、このままなら2030年には1億1834万人と7.4%も減って、人口に占める65歳以上の割合(高齢化率=現在は約23%)が31%という文字通りの超高齢社会となることが予測されている。
 和歌山市の場合はもっと深刻だ。既に数年前から年間出生数は3000人を上回ったり下回ったりの状態で、03年以降は年間の死亡数が出生数を上回り、その差が年々拡大して、07年には自然減が社会減を上回った。09年11月1日現在の人口は370,186人で、高齢化率は既に24.5%に達している。2030年の推計では市の人口が30万人を割り、その時点での高齢化率は33.3%と予測されている。国全体では21年間で7.4%程度の人口減少なのに、和歌山市では19.6%も減ってしまうという大変恐ろしい見通しになっているのである。
 一方、東京都の人口推移を見ると、23区内は現在の879万人余が2030年には796万人弱に減るが、市部は404万人余から412万人余に増加するという推計で、島部などの町村を除くと1283万人から1208万人と5.9%しか減らない。つまり、人口減少社会の中で東京一極集中だけがますます進み、地方都市は県庁所在地や中核市でも若者の姿がほとんど見えない超高齢都市になるということが国の調査ではっきり予測されているのである。
国が政策的に一極集中解消に取り組まないと、東京圏以外の大半の地域は大変なことになると思うが、政権交代後も一向にそういった議論が起きない。国の省庁も、首都圏に住み慣れたマスコミ人にも全く危機感がなく、「地方切り捨て」につながるような言動が横行している。昨年の今ごろ、兵庫県知事が「関東大震災はチャンスだ」と「失言」した時、東京のマスコミが目くじらを立てたが、首都機能を分散せず、一極集中を放置している現状で、関東大震災が実際に起きたら、日本はそれこそ沈没するのではないかと危惧する。
 ところで、少子化が進む陰で、もう一つの「少『子』化」が急激に進んでいる。女の子の名前から「〜子」さんが消えつつあるのだ。手元に小中学生らの絵や書写、標語、ポスターなどの入賞者名簿があるが、それを見ると女子の入賞者計485人中、「〜子」さんはたった31人しかいないのである。今から40年余り前、私の高校と中学時代の同期生の名簿を見ると、女子172人中125人が「〜子」さんで、「子」率は72.7%だった。荒っぽく言えば、40年余りで「〜子」さんは同年代の女子全体の72.7%から6.4%へと激減したわけである。
この「少『子』化」と本物の少子化が平行して進んでいるのは単なる偶然だろうか。

*合計特殊出生率は15歳から49歳までの女性1人が産む子どもの数の平均値である。


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