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望遠鏡400年

 正月以来ガリレオの話題がよく出る。昨年フジテレビ系の福山雅治主演ドラマ「ガリレオ」(東野圭吾原作)が大当たりしたことと関係があるのかと思ったのは間違いで、今年はイタリアの天文学者ガリレオ(1564〜1642)が1609年に屈折式望遠鏡を自作して天体観測を始めてから400年の節目の年に当たり、「世界天文年」になっているためだそうだ。
 3年半ほど前、当時の小泉総理が参院での郵政民営化法案否決を受け、即刻衆院を解散し、記者会見でガリレオの言葉とされる「それでも地球は動く」を引用して国民に自らの主張を訴え、これが自民党の「郵政総選挙」圧勝につながったことについて書いた*。その時、ガリレオについてのエピソードは、「それでも地球は動く」の名セリフを含め、すべて後世の創作というのが定説と書いた。誤解があるといけないが、ガリレオが落体の法則や振り子の等時性を発見したこと自体は事実で、優れた科学者であったのは間違いない。
 特に1608年にオランダで発明されたとされる屈折式望遠鏡が天体観測に威力を発揮することを直感し、翌年末に倍率約20倍の天体望遠鏡を自作して観測を行い、年が明けてすぐの1610年1月7日に、後にイオ、エウロパ、カリスト、ガニメデと名付けられる木星の4大衛星を発見、それらが星が木星の周りを公転していることを確認したことと、土星の輪(「土星に耳がある」と驚いたそうだ)を発見したことは、天文学史上不滅の業績である。
 木星の西洋名はジュピターで、ギリシャ神話のゼウスに当たるローマ神話の主神の名前にちなんでいる。ガリレオが発見した4大衛星に名前を付けたのはドイツの天文学者シモン・マリウス(1573〜1624)で、彼はガリレオに数日遅れて4大衛星を観測し、神話でジュピターに愛され、動物の姿に変えられる(悪い神様だ!)男女4人の名前を付けた。
 木星最大の衛星は美少年の名をもらったガニメデで、惑星最小の水星より大きく、以下カリスト、イオ、エウロパの順である。地球唯一の衛星である月の大きさはイオとエウロパの中間である。天体望遠鏡が進歩するにつれて、木星にはさらに多くの衛星が発見されるようになり、地上からの観測で1979年までに計14個に達した。他の惑星の衛星も望遠鏡で次々見つかり、火星2、土星10、天王星5、海王星2が確認されていた。70年代末からは惑星探査機による観測の時代になって、一挙に多数の衛星が発見され、2007年末には木星の衛星は計63個、土星のような環も3つ確認された。土星でも衛星は計60以上**、天王星で計27、海王星で計13が見つかり、天王星と海王星にも環があることが分かった。地上からの観測では計34だった太陽系の衛星は今や166個以上に増えているわけだ。
 ところで、ガリレオの名は正式にはガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei)である。普通なら姓のガリレイで呼ばれるはずだが、欧米でもガリレオと通称されているそうだ。

*余談独談(06年10月11日)。このHPで見ることができます。
**土星には未確認の衛星が3個ある。データはいずれもインターネット百科事典ウィキペディアによる。


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