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返事が気になる
 前々回に続く「気になるシリーズ」第2弾というわけでもないが、会合などに出ていて気になったことを書く。大勢の人を表彰する式典での受賞者のことについてである。
 表彰のたぐいは数限りなくあるといっても過言ではなく、私が出席してお祝いの言葉を述べる回数も年に数十回はある。もちろん、式典といっても、「よい歯の児童コンクール」とか「市民憲章競書会」「和歌山城写生大会」など、子どもを対象にした式もあれば、「優良従業員表彰」「更生保護功労者表彰」「スポーツ表彰」といった一般の方が受賞するものもある。気になるのはその中でも、受賞者が100人以上に及ぶ大きな表彰式の時である。
 司会者が受賞者の名前を読み上げ、呼ばれた人が『はい』と返事して順に起立するのが定番で、子ども相手の式では司会者が最初に、「呼ばれた方は『はい』と元気よく返事をしてくださいね」と注意するのだが、それでも返事をする子は半分もいないのが普通だ。緊張しているせいもあってか、口だけが動いて『はい』という声が聞こえないことも多い。
 小さな子たちの表彰なので、やむを得ない面もあるが、小学校1年生や幼稚園児から名前を読み出し、恥ずかしがり屋の子が蚊の鳴くような声で『はい』と言ったのがきっかけとなって、あとは誰も返事をしなくなる光景を毎年毎年見ていると、逆に高学年から名前を呼ぶなどといった工夫をすればいいのに、と歯がゆい思いをすることもある。もっとも、高学から読み始めても結果は同じで、返事をしない子はしないのかもしれないが…。
 というのは、大人の式典でも、呼ばれて返事をする人は決して多くないからである。最近出席した一般の大人対象の表彰式で、司会者が「呼ばれた方は『はい』と大きな声で返事をしてください」と受賞者にお願いしたのだが、返事をしたのは最初の2人ぐらいで、その後しばらくは黙って立つ人ばかりだった。この調子では一体どれくらいの人が返事をするのか気になり、表彰者名簿の途中から、返事をした人にチェックマークを入れてみた。
 私がチェックを入れ始めてから名前を呼ばれたのは218人。うち35人が欠席だったので、183人が呼ばれて起立したわけだが、このうち返事をしたのは90人で、50%に達しなかった。その90人も半分ぐらいは返事をしたのかどうかわからないぐらいの小声だった。
 その式典では、企業別に名前を呼ばれるので、複数の人が表彰される会社の場合、「誰も返事をしない」「返事したりしなかったりバラバラ」「全員が返事をする」「全員が大きな声で返事をする」という4通りのパターンがあることが分かった。知り合いの社長さんが経営する会社の従業員が全員大きな声で返事をしたので私はホッとして、式典の後、その社長に「みんなきちんと返事してましたねえ。従業員教育がしっかりしていることがよくわかりました」と声をかけたら、「わが意を得たり」という、うれしそうな顔をしてくれた。



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