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津波防災説明会
 2月の初めから、昨年末に全戸配布した津波防災マップ改訂版の説明会を、市内各地区の地区会館で順次実施している。17日までに市内42地区のうち、沿岸部など標高が低く津波に襲われる心配が大きい14地区を回り終えた。3月は定例市議会と年度末の諸行事があって日程を取りにくいため、残る28地区の説明会は4月以後に開催する予定である。
 これまでの説明会は原則として平日の夜、18時30分からと20時から、それぞれ1時間ずつの“2回興行”で、1日2地区を回った。それぞれの会場では、パワーポイントを使って私がまず45分ほど説明し、あと15分は会場からの質問に、私と危機管理部の職員が答える形である。もちろん台本や「やらせ質問」は一切ないが、津波被害の心配が大きい地区から始めたこともあって質問する人も多く、予定の時間で収めきれないことも多い。
 特に多いのは避難路の整備と、民間の津波避難ビルの数を増やしてほしいという要望だが、質問は多岐にわたるため、時には答弁に窮することもあり、どの会場でも様々な「宿題」をいただくことになり、担当部局は大変だが、市民の安心安全のため奮闘している。
 大津波を伴う東南海・南海地震が30年以内に発生する可能性が高いことは2002年前後から強く叫ばれるようになり、その年8月に市長に就任した私はずっと地震対策に力を入れてきた*1が、04年12月26日にインドネシア・スマトラ沖地震(M9.1)によって死者・行方不明18万人以上というインド洋大津波が発生、全世界に映像が流れた。この映像に衝撃を受けた私は、津波対策の必要性を痛感し、東南海・南海地震による津波の想定規模や津波被害から身を守るためにはどんな備えをする必要があるかを市民の皆さんに十分認識していただく必要があると考え、05年に津波防災マップを制作、3月に各戸配布した。
 このマップは当時国が発表していた東南海・南海地震の規模とそれによる津波の高さ予測に基づいて、満潮時に和歌山市沿岸部を津波が襲うという最悪の想定でシミュレーションを行っている。市内の浸水危険地域、想定される津波の高さ、地域の標高、付近の指定避難場所など必要な情報は網羅しており、当時としてはかなり先進的なマップだった。
 今回更新することにしたのは、昨年3月11日の東日本大震災による「想定外」の巨大津波を目の当たりにしたためだ。巨大津波から身を守るには、従来のマップではあいまいだった避難場所と避難生活を送る避難所を区別し、もっと高い避難目標地点や、地域によっては避難ビルを指定して、そこへの避難を促す必要があること、津波の高さの想定があてにならないことを考えると、自分たちの居住場所の標高がひと目でわかるような地図にすることが重要ということで、そうした情報を入れた市内42地区ごとの地図を作製した*2わけだ。市民の皆さんにはぜひこの地図を活用し、いざという時に備えていただきたい。



*1 関西電力の協力金43億円を基金に学校耐震化を2004年から進め、ほぼ完了。現在では学校以外の公共施設耐震化に力を入れている。
*2 前の防災マップを配ってから約6年、遠い外国で起きた大津波の記憶は薄れ、多くの家庭でマップの存在は忘れられ行方不明になっていたこともあり、新たなマップ作製の要望も多かった。


2月15日夜、西脇地区会館で開催した津波防災マップの説明会で、パワーポイントを使って地域住民の皆さんに説明する私(左上)


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