明日  I will support Ohashi For tomorrow. 大橋健一
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市民が主役



余談独談




純ちゃんの応援歌

 かなり昔のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)を持ち出したのは、「純ちゃんの応援歌」でデビューした山口智子が、あの「ロングバケーション*1」以来16年ぶりに、10月からのフジテレビ系連続ドラマ「ゴーイング マイホーム*2」に出演すると聞いたからである。
 さて、まずはNHKの朝ドラの話だ。間もなく終了する「梅ちゃん先生」が86作目である。1961年の第1作「娘と私」以来50年近く午前8時15分からだった総合テレビ朝の放映時間が、視聴率対策で2010年春の第82作「ゲゲゲの女房」(3月29日スタート)から15分繰り上がり、8時開始となったのはご承知の通りである。「ゲゲゲ〜〜」は久々に好評で流行語大賞にもなったが、視聴率*3は期待ほど上がらず、平均18.6%にとどまった。
 以後の「てっぱん」「おひさま」「カーネーション」は、それぞれ話題作りにも成功し、好評だったが、平均視聴率は17.8%、18.8%、19.1%と最盛時には及びもつかない。午後零時45分から総合テレビで再放送、BSプレミアムでも朝7時30分から放映されており、さらに土曜日にはBSで1週間分の再放送もあるので、見る時間が分散して率が稼げない不利はあるが、人気が長期低落傾向なことも否めない。約20年前の93年までは、大半が35%以上の平均視聴率だった*4のが、94年春の第51作「ぴあの*5」から30%を割り、さらに2003年秋の69作目「てるてる家族」の18.9%以降、18作連続で20%を割っている。
 ここでようやく第41作「純ちゃんの応援歌」(88年9月〜89年3月)の話となる。このドラマが印象深いのは、前半の舞台が和歌山県美山村(現日高川町)だったためだ。和歌山県が舞台の朝ドラは、「純ちゃんの〜」と第61作「ほんまもん*6」の2つだけである。
 ヒロインの小野純子は父の出征後美山村に疎開し、戦後も村で父の復員を待っていた。終戦から何年か過ぎたある日、孤児の少年雄太を連れて父陽一郎が満州から帰国したが、間もなく心臓病で急死、一家は雄太を養子に迎えた。純子の野球好きを知りGHQが村の子どもに野球道具を贈り、日米対抗野球大会が開かれるなどのエピソードがあって、その後一家は大阪に移住、純子は奮闘の末、甲子園球場近くの旅館の女将となり「高校球児の母」と呼ばれるようになるという物語である。視聴率は何と最高44%、平均38.6%だった。
 ヒロインの純ちゃん役だった山口智子は95年に雄太役の唐沢寿明と結ばれるので、古くは石原裕次郎・北原三枝の「狂った果実」(56年)、もう少し新しいところでは山口百恵・三浦友和の「伊豆の踊子」(74年)にも匹敵する「運命的な」ドラマだったといえる。
 山口智子は「純ちゃんの〜」以後、数々の連続ドラマに出演するたびに高視聴率を取り、「視聴率女王」と呼ばれたが、結婚1年後の「ロンバケ」以後は、家庭重視で仕事をセーブしていた。彼女が阿部寛の妻役で、火曜22時からの連ドラに復帰するのは楽しみだ。
    ×   ×   ×
 先に「惰学記」が2回続いたので、今回は「余談独談」が続くことをお許しください。
 
*1 「ロングバケーション」はフジテレビ系の月9枠で96年4〜6月に放映された。木村拓哉と山口智子の共演で話題となり、最終回の視聴率は36.7%に達した。
*2 「ゴーイング マイ ホーム」は2012年10月2日から年末まで火曜夜10時に放映される連続ドラマ。山口智子以外の出演者も、阿部寛、宮崎あおい、西田敏行、YOU、阿部サダヲら豪華メンバーだ。
*3 視聴率データは、平均視聴率も含め本文の数字すべて関東のビデオリサーチ調査によるものである。
*4 例外は91年3月から1年間の「君の名は」で、長丁場のせいか、後半低迷して平均29.1%に終わった。なお、「君の名は」は言うまでもなく、菊田一夫原作のラジオドラマのリメークである。朝のテレビ小説30周年記念ということで、当時すでに半年終了が定番化していたのに、1年間のドラマとして制作された。ヒロイン真知子は鈴木京香が演じた。
*5 「ぴあの」は純名理沙を末娘とする4姉妹と父の家族物語、「てるてる家族」は、なかにし礼が彼の妻となった石田由利子とその姉いしだあゆみら親子の話をベースに書いた家族愛ドラマだった。ともに大阪放送局制作で、私は好きだったが、なぜか視聴率ダウンのエポックとなったのは残念だ。
*6 「ほんまもん」は和歌山県北山村や旧本宮町(現田辺市本宮町)を舞台とした女料理人の物語で、2001年10月から半年間放映された。平均視聴率は22.6%、最高は25.1%だった。ヒロイン池脇千鶴の修業時代が京都である他は和歌山県が舞台だったが、主人公が本宮や北山村と京都をあっという間に移動できる設定や、和歌山市が全く出てこないストーリー展開には不満があった。




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