明日  I will support Ohashi For tomorrow. 大橋健一
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市民が主役



余談独談




ラーメンタクシー

 和歌山市のB級グルメと言えば、何と言っても「和歌山ラーメン」である。讃岐うどんや盛岡冷麺、名古屋のきしめん、富士宮焼きそばといった超有名なご当地麺に比べると少し知名度は落ちるが、程よい豚骨醤油味の「クセになる味」で、ファンは県外にも多い。
  毎年、和歌山市の観光協会でも市内のラーメン店地図を制作して市役所やホテル、駅その他観光スポットなどに置いている。もう何年も前だが、市内のあるラーメン店で、他県の人らしい3人連れが、地図を見ながら「次はどこにしようか」と相談しているのを見たことがあり、和歌山ラーメンの決して派手ではないが根強い人気に感心したことがある。
  さて、「うどん県」を名乗る香川県へは、うどんを食べにだけ出掛ける旅行客がいるそうで*1、その旅行者を案内する「うどんタクシー」なるものがあると聞いて昨年視察に出かけた。ドライバーお勧めの店を郊外も含め3軒回って、讃岐うどんを堪能させてもらった。
 この時の視察結果も参考にして、和歌山県タクシー協会、個人タクシー協同組合と連携し、市内の多くの和歌山ラーメンの店にも協力いただいて昨年10月末に誕生したのが「和歌山ラーメンタクシー」である。和歌山のラーメン事情に詳しいドライバーが、市内を訪れる観光客の方々に和歌山ラーメンの特色、食べ方のしきたり*2などを説明しながら何店かを案内するもので、93人のドライバーが登録、車のドアにワッペンを張って走り始めた。
 そして1年、残念ながら利用率が上がらない。何とかもっと多くの方々に乗って店に行ってもらいたいという思いで、観光課の職員らドライバーや観光客に聞き取りをした結果、和歌山ラーメンは一般に、麺の量こそ少なめだが、チャーシューが何枚も入り、メンマやカマボコなどの具材も豊富で、スープもボリュームがあって、1人前ずつ食べて何件も回る「ハシゴ」には向いていないことが最大の難点と判明、客の側からはドライバーの中には質問しても満足に答えられない人もいて、講習が不十分ではないかという声もあった。
 そこで、協力していただいているラーメン店と交渉、麺の量を半分にした「半玉ラーメン」の注文を受けてくれる店を11軒確保し、93人のドライバーから改めて希望者を募って、製麺所見学、ラーメン店視察・試食、レポート提出など、ドライバーのスキルアップを図る講習を行い、9人を和歌山ラーメンタクシー「黒帯ドライバー」に認定した。
 「半玉」は12月1日にスタートしたが、前々日に認定式と出発式が行われ、私は黒帯ドライバーに案内してもらって、ひと足早く3店を回り、「半玉」を試食した。途中、運転手さんが店や味についての知識を話してくれて、さすが「黒帯」と感心した。和歌山ラーメンはやっぱりおいしかったが、各店を移動する間に満腹感が出てしまい、半玉とはいえ、1.5人前目になる3店目ではやや苦しかった。近い店をハシゴする*3方がよさそうだ。
 
 *1 2005年に高松市で開かれた全国都市問題会議に出席した時の講演で、「香川県を訪れる観光客で、栗林公園にも屋島にも金毘羅さんにも行かず、うどんだけを食べて帰る人が15%いる」と聞いたのが印象に残っている。
 *2 しきたりというとオーバーかも知れないが、メニューは基本的に「中華」と呼ばれるラーメン1種類だけで、バリエーションは大盛とチャーシューメンだけという店が多いことや、青ネギがかなり多めにトッピングされていること、さらにテーブルの上に乗っている早ずし(サバの早熟れ一口寿司)とゆで卵は、ラーメンが来るまでのつなぎに自由に食べて良く、精算時に「お寿司と卵1個ずつ」などと自己申告することになっていることが特色とされる。
 *3  なお、11の半玉店を3店ずつグルーピングした4通りの「半玉ラーメン味めぐり」おすすめコースが設定されている。
 


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11月29日昼、和歌山ラーメンタクシーの黒帯ドライバー認定証交付式のあと(左)市役所玄関前から和歌山市の観光キャラクター吉宗くんに見送られて、黒帯ドライバーの運転するタクシーに乗ってプレ「半玉ラーメン味めぐり」に出発(右)2軒目のお店で半玉ラーメンを味わう(1軒目でラーメンと一緒にお寿司も食べたので、少しお腹が重い)
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